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メガダンス(Megadanz)とは

メガダンス(Megadanz)とは、全国のスポーツクラブで行われているダンスのプログラムです。1回のレッスンで、ラテンダンスやヒップホップ、レゲトンなど様々な種類のダンスが楽しめます。ダンス系フィットネスとしては、日本でズンバ(Zumba)に次いで最も普及しています。初心者でも気軽に参加できます。南米アルゼンチンの会社が提供する「ラディカル・フィットネス」という総合的な運動プログラムの一つです。


ジムのダンスプログラム

コナミ、NAS、ゴールドジム・・・

メガダンスは、多くのスポーツクラブで採用されています。最大手のコナミスポーツのほか、NAS、ゴールドジム、メガロス、グンゼスポーツ、ジョイフィット、イオンスポーツといった全国展開のジムが導入しています。とくに、2016年9月からコナミが採用したことで、普及度が一気に高まりました。

ラディカル

メガダンスは、「ラディカルフィットネス」という総合エクササイズ・プログラムの一つです。ラディカルフィットネスは、南米アルゼンチンが発祥。世界各地に普及してます。メガダンスのほか、格闘技エクササイズ「ファイドウ」、ヨガ系エクササイズ「オキシジェノ」などがあります。

レゲトン、サルサ、ヒップホップなど

メガダンスは、1回のレッスンでいろいろな種類のダンスを行います。 サルサ、レゲトン、バチャータ、メレンゲなどのラテンダンス。 さらに、ヒップホップやファンクなど、様々なカテゴリーの音楽と踊りが楽しめます。

初心者やシニアも参加

メガダンスは、類似のプログラムであるリトモスなどに比べると、振り付け(コリオ)がそれほど複雑ではありません。また、力をセーブして行えば、体力的にも超ハードというわけではありません。ダンスを教えるインストラクターは、レッスン参加者の体力やダンス経験の度合いにあわせて、振り付けの難易度を一部変えることができます。このため、ダンス初心者やお年寄り(高齢者)の方々も多く参加しています。

熟練者も楽しめる

ただ、曲によっては、動きがスピーディーだったり、複雑なステップが取り入れられています。 また、様々な種類のダンスのステップや動作を、それぞれの特徴をしっかりおさえながらマスターしていくため、 やりがいがあります。ダンスプログラムの熟練者でも十分に楽しめる内容となっています。

振り付けを教える時間がある

メガダンスは、リトモスやボディジャムなど他の類似プログラムに比べて、インストラクターが口頭で振り付けを説明する時間がわりと長く設けられています。全ての曲を流しても60分クラスであれば時間が余るので、時間的に教える余裕があります。

クラスによって振付が微妙に違う

メガダンスに限らず、ラディカル・フィットネスは、インストラクターが振付(コリオ)の一部を変更することができます。例えば高齢者が多く参加しているクラスでは、難しい動きやステップを簡略化している場合も多いです。

マニアックすぎない

ダンスレッスンの中には、マニア的な人たちが多すぎたり。雰囲気が独特すぎたりして、「ちょっと入りづらい」という印象を持たれるプログラムもあります。しかし、メガダンスはあまりアクが強くなく、初めての人も違和感なく参加しやすい傾向があります。

また、「ファイドウ」など他のラディカルフィットネスのプログラムに取り組む一環として、メガダンスを楽しんでいる人も多いです。「エアロマニア」「ダンスマニア」でなくても馴染みやすいのが、メガダンスの特徴の一つといえます。


他のダンス・フィットネスとの比較

リトモスと比べて

「エアロ的」ではない

メガダンスは、リトモスに比べて、エアロビクス的要素が少ないです。エアロの曲もありますが、それ以外の曲についてはエアロとの区分けができています。例えばレゲトンであれば、レゲトンのダンスとして完結しており、リトモスのように「レゲトンの曲でも何となくエアロ的な感じ」ということが少ないです。そういう意味では、それぞれの種類のダンスが持つ独特の持ち味や雰囲気を感じやすいといえます。

ズンバと比べて

じっくりコリオを覚えられる

メガダンスはズンバと比較すると、あらかじめ使用曲やコリオが決められているため、時間をかけてじっくり振り付けをおぼえることができます。

バイラバイラに比べて

メガダンスは、バイラバイラよりは動きが激しくアップテンポな曲が多いです。

ボディジャムと比べて

体力消耗は少なめ

メガダンスは、ボディジャムほど動きが激しくありません。1時間のクラスでも、体力をそれほど激しく消耗させなくて済みます。 (ただし、本気で踊ればかなりのカロリー消費量になります。) ボディジャムよりもダンスの種類のバリエーションが豊富であるため、全曲のステップを上手にそれっぽく踊ろうとすると、ハードルは高めになります。

結論:バランスが良い

メガダンスの良さは、全体的なバランスが良いことです。リトモスのように「最初から最後まで複雑なコリオが出てきて、息つく暇があまりない」ということはありません。その一方で、バイラバイラのように最初からわりとスムーズに踊れるというわけではありません。難しい部分と易しい部分が混在しており、ちょうど良い感じのプログラムと感じる人が多いようです。

種類・用語

フリースタイルとは

メガダンスには、「フリースタイル」という方式の振り付けがあります。これは、同じ動き何回も繰り返すスタイルです。

通常、エアロビクスやダンスプログラムは、曲の進行とともに振り付けを付け足していき、最後に完成形になります。しかし、フリースタイルでは、最初から完成形を踊ります。

フライダンスとは

メガダンスには、「フライダンス」というジャンルがあります。フライダンスとは、ぴょんぴょんとジャンプする動きがあるダンスです。エアロに似ています。

注意点

音楽に、独特な効果音が入る

メガダンスの曲には、途中で独特な効果音が入っています。「ピューン」「ピューン」という音です。テレビゲームで、戦闘相手をやっつけるときのような音です。最初はこの音に戸惑うかも知れません。


メガダンス導入店舗(クラブ)

メガダンスは、以下のフィットネスクラブなどで導入されています。

コナミスポーツ、NAS、ゴールドジム、メガロス、ジョイフィット、グンゼスポーツ、イオンスポーツ、ジェクサー、アスティ、エイム(石川県)、ジスタス(沖縄)など。
※一部店舗を除く

日本での運営会社

メガダンスは、日本では「株式会社プライムエデュケーション」という会社がプログラムを提供しています。

人気インストラクター

小澤啓夢

おざわ・けいむ。コナミ青葉台(横浜)、コナミたまプラーザ(横浜)などでメガダンスのレッスンを持っている。 専門とするヒップホップはもとより、ラテンを含めた各ジャンルを高度に踊りこなすプロ。 漫談のように面白くて分かりやすい説明と、ダンスショーのようなパフォーマンスで、スタジオの盛り上がりをMAXにする。 ダンス教室「SWARM」を運営している。